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ナチュラルビューティー誕生!
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感動!尊敬!信頼!カムカムミラクル

今日担当してくれるエステの女神様は,まつ毛が長く,笑顔がとってもチャーミングでふんわりソフトな雰囲気の池田さん。
『何かお肌のお悩みはありますか?』
と,優しく語りかけてくれた。
『…エステ初めてなんです私…。普段UVケアもファンデーションも面倒でしてなくて,肌のくすみとおでこのシワとほうれい線,それから出産後に出来た目尻のカンパンが濃くなって凄く気になります。乾燥が酷くて,冬はカサカサなのに,オデコにはポツポツにきびがあって…とにかくハリとツヤのある素顔になりたいんです…。』
と,女神頼み。
ちょっと欲張りだったかしら…。
エステの女神様を前にお肌の不満と不安が溢れ出す私に,彼女は,うんうんと優しく頷きながら笑顔で,
『マッサージでリンパの流れを良くすることで,むくみがとれ,ニキビも改善します。乾燥して砂漠の様なお肌でも,オアシスみたいにみずみずしく生まれ変わります。小顔になって,潤いとハリが肌の奥から湧き出しますよ。』
とカムカムC導入コースを勧めてくれた。
スーパーフルーツと呼ばれるビタミンC量世界一のカムカム果実原液を贅沢に使用し,お肌をリラックスさせながら,奥深くまでビタミンCを届け,内から溢れ出す「ナチュラルビューティー」に生まれ変われるコース。
シミを薄くし,美白を導き,キメを整え,余分な脂質を抑えてニキビを抑制してくれるみたい。
私のワガママ全部叶えてくれそうな予感。
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カウンセリングが終わると,薔薇のデザインのスリッパに履き替え,太陽が差し込み明るく輝く白い大理石の廊下を導かれ通り抜ける。
オーガンジーの白いカーテンにアフロディーテ北山のロゴが浮かび上がり,エステの女神様がそっと微笑んでいる様に見えた。
とびっきり素敵で幸せなことが起こりそう。
案内されたお部屋からは白い玉砂利にグリーンが生える坪庭が見える。
ガラスの鏡とテーブルのドレッサーの上には薔薇のモチーフがあしらわれた宝石箱が置いてあり,アロマライトのオレンジ色が柔らかく照らしている。
壁には,レースとリボンのハンガー,そして可愛いルージュの絵画がかけられ,忘れかけてた乙女心を再発見。
お姫様気分に胸がキュンッ!! と弾け,バイオリンとピアノのBGMが優しく癒してくれる。
胸までのバスローブに着替える。ボタンが二段階に調節出来るのが嬉しい。
『胸,小ちゃくなったなぁ…』
とふと寂しい気持ちになり,次回はボディマッサージを受けようと密かに計画。 |
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最初はクレンジングとジェルマッサージ
滑るように,なめらかに,柔らかく固まったコリをほぐしてくれる。
普段届かない首筋,肩,背中,顔,デコルテラインが心地よく伸びていく。
軽くなっていく。
毎晩貼っていた湿布なんかよりも全然効く。
気持ちいい。
続いてスチームを浴びながら,電気を通してビタミンCを肌の奥深くまで浸透させていく。
最初だけツンツンする刺激がくすぐったい。20分かけて丁寧に丁寧に,口元の横とおでこのシワをゆっくり優しく引き伸ばしていく。
まさかねぇとは思いながら・・・,
『何か変化ありますか・・・?』と,半信半疑で尋ねる私。
『はい。右側だけ白く透明感がもう出てますよ。』と彼女。
早く鏡が見たい。触りたい。でもでもまだ我慢。お楽しみ。 |
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そして,いよいよクライマックス

エッセンスパックでお肌をなじませ,潤いを閉じ込める。
メープルシロップの色と香りのこっくりリッチなパックに,お肌も心もリラックス。
こんがり焼けたフレンチトーストの香りに包まれるトキメキ感。
みずみずしくてまったり重さを感じる保湿力抜群の贅沢なパックは初めて。
カピカピ乾いてくパックと違い,お水たっぷりの枕に顔をうずめた感じ。ひんやり気持ちいい。
ラップを巻いて保温してしばし一人タイム。
目を閉じながら,バイオリンのBGMにすーっと夢見の世界を行ったり来たり・・・。
極楽至福の時。
15分後ラップをはずしてもらう。
『すこやかな綺麗なお肌が生まれましたよ。』
と,まるで元気で美しい赤ちゃんが今生まれたかのように,私のお肌を見てエステの女神様が嬉しそうに微笑む。
ドキドキしながらそっと,顔に触れてみた。
うーん・・・。
あれれ!?あらまっ!!!
両方の手の平で顔を覆ってみる。頬骨から顎にかけてのファイスラインのカーブがシャープになっている。
それに短くなっている。
確実にお顔が小さくなっている。
耳の下あたりのむくみがスッキリと取れ,輪郭くっきりでお肉をつかもうと思っても掴めない。
急いで鏡を見てみると,ダウンし横側へと流れていた頬のお肉は,アップしファイスラインがキュッとスッキリして若若しくなっているのに気づく。
10年前の自分に出逢ったみたい。
エステの効果は・・・予想以上に強力かも。
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着替えを済まし,メイクルームで帰り支度。
見たことのない基礎化粧品とメイクアップアイテムが並び自由に使える。
鏡に映った自分を見て化粧が野暮ったく感じる。
今日のお肌がもったいないし,スッピンで帰ってしまおう。
そうそう「UVだけはどんな時も絶対してくださいっ」て言っていたっけ。
ロゼ色で甘酸っぱさにキュンとするハイビスカスとストロベリーとマンゴーの風味のお茶を頂いてお店を後にする。
贅沢な自分だけのリラックスタイムを堪能した私。
帰り道,心も体も軽く自然に笑顔になる。
久しぶりに微笑んで,ご機嫌に,夫に「お帰りなさい」を言える妻。
その様子に気味悪そうに,びっくりしながらも嬉しそうに「ただいま」をいう夫。
すっと私の顎に手を伸ばし,「痩せた?」と尋ね「なんか・・,あれだね。キレイに見えるんだけど・・」
と不思議そう。
心の中でガッツポーズ。エステ成功だ。
「ママきれい。気持ちいいね」とほっぺをスリスリしてくる息子。
よし,3歳児のお肌にも勝っている。
しかし,エステの本当の実力に納得,洗脳されたのは,意外にも洗顔後だった。本当の底地からを見せつけられた。
いつもと同じ洗顔アイテムなのに泡立ちと洗い上がりが全然違う。
指で触った感触も滑らかで凹凸なくキメの細かさをなんとなく感じる。
洗い流して鏡を見るとワントーン明るく美白になったのは一目瞭然。肌の上には,無数の水滴の粒。粒。粒。
滝になって流れ落ちないどころか,顔をブンブンと振っても水滴が微動だに動かず,お肌に吸着している。
直後よりも時間が経過してから,さらにエステの効果を実感できるなんて。
きっとカムカム美容液のビタミンCが肌の奥深くに浸透していったに違いない。
エステって凄い。尊敬,信頼,奇跡かも。
全身鏡に映った,元気のない自分の裸を見て,
「下手でいい加減な悪あがきはやめよう。もうアフロディーテ北山の女神様にお任せするしかない。今度はボディーをしよう」
と,密かに心に誓う。
誰のためのエステ?
もちろん自分のため。でも夢みたいな素敵な時間と奇跡を体感し,スッピンの顔と心でみんなに笑顔で優しく,それが自然体ならば,みんな最高にハッピーなんじゃないかしら・・・。
私のために,そしてみんなのために綺麗でいよう。
ちょっとだけワガママな言い訳に心踊りながら,エステの旅は続いていく。
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